この習慣の理由として挙げられていると述べているものは、不適当であるように思われる。しかしこれに加えるに、マキアヴェルが述べているような移民の見通しということをもってするならば、この習慣は非常に有用なことがわかり、そしてケイザルが述べている理由の一つには二重の意義が与えられることになろう。すなわちその理由とは、一つの地点に定着すると戦争の労苦に代えて農業を好むようになるから、それを防ぐためだというのである4)[#「4)」は縦中横、行右小書き]。
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1)[#「1)」は縦中横] Istorie Fiorentine Machiavelli, l. i. p. 1, 2.
2)[#「2)」は縦中横] Gibbon, vol. i. c. ix. p. 360, note. 右のマキアヴェルの説の出所と想像されるパウル・ディアコヌスは次の如く書いている、――『北方地方は、太陽の熱から遠く離れ雪の寒さが激しくなるほど、人間の健康と子孫の繁殖に適する。反対に、南方地方は、太陽の熱に近づくほど、ますます病気が多く増殖に適しない。………前者の地方の多くは、人間が多く増殖したので
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