ットだけではなく、長年月にわたる多数の手紙の交換によっても行われた。ただしマルサスの手紙はリカアドウのものほどは残っていない。
 なお右に挙げた著書及びパンフレットのほかに、マルサスの書いた手紙や雑誌論文もかなり残っている。手紙は、残っているものとしては、リカアドウとの論争のものよりは、むしろ、人口理論に関するものの方がより[#「より」に傍点]重要である。
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 後記――この解説では、頁の制限があるので、ただ書き放しにしたに止り、立証引用が行われていないので、無責任な独断的記述と取られる虞《おそれ》がないでもないが、しかし次の拙著では私はこれらのことを立証すべく努めているから、神経質の読者には一応参照を願いたい、――
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マルサス人口論各版の差異(昭和七年、東北帝大)――経済学説研究、マルサスの人口・歴史・経済理論(昭和七年、第百書房)――マルサス批判の発展(昭和八年、弘文堂)――黎明期の経済学(昭和十一年、巌松堂)――新マルサス主義研究(昭和十五年、大同書院)
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       序言(訳註――第一版のみに
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