宝島の小屋は、草ぶきになった。
水夫長の工夫で、柱と屋根を、丈夫な木の骨組にして、屋根には厚く草をふいた。夜ねるときには、四方に帆布をさげて風よけにし、日中は、その帆布をまきあげておく。雨降りのときは、風よけの帆布を、そとの方へ四方に引っぱって、屋根から落ちる雨水を受けて、石油|缶《かん》にためるようにした。そして、たいせつな雨水が、なるたけたくさんたまるようにと、草ぶき屋根のまんなかへ、「水」という字を、草の根で、大きく紋のようにつけた。
ときどき雨が降るので、たまった雨水を、井戸水にまぜて飲んだ。
草は、われわれには、たいせつなものである。草の根は、できるだけ保護して、草がよくしげるようにした。
屋根を草でふいたことから思いついたのであるが、両方の島の葉のながい草を、ジャック・ナイフでかりとっては、日にほして、馬のたべるような乾草《ほしくさ》を作った。これは、冬の支度である。
乾草をあんで、ござ、むしろのようなものを作って、小屋の中にもしき、また、夜具、腰みの、小屋の風よけなどにしようというのであった。
いったい、帆船の水夫は、工作が上手だ。
船にいるときには、古
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