そのうしろに従えて、そしてふりかえりふりかえり、泣きくずれたままでいるお弓のほうを見返しながら、右門はあとにみれんの残るかのように、黙々と暗い城下の道のやみの中を江戸へ向けて立ち去りました。



底本:「右門捕物帖(一)」 春陽文庫、春陽堂書店
   1982(昭和57)年9月15日新装第1刷発行
   1996(平成8)年12月20日新装第7刷発行
※このテキストには、差別用語に該当すると思われる語句が使用されているが、作品が発表された時代背景を考慮し、そのままとした。
入力:大野晋
校正:ごまごま
1999年9月25日公開
青空文庫作成ファイル:
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