になると、どうしても会員がその学校の生徒だけに限られることになるからね。」
次郎は、けげんそうな眼をして、朝倉先生を見た。
「実は、私は、これまでほかの学校の生徒たちにも加わってもらいたかったんだ。単に学生ばかりではない。仂いている一般の青年たちにも加わってもらったら、君たちのためにもどんなにいいだろう、と、いつもそう考えていた。身分とか、階級とか、職業とか、所属の団体とか、そういったものを一切超越して、いろんな種類の人たちが、人間として真剣にぶっつかりあう。そんなところまで行かなくちゃあ、白鳥会も本ものではないからね。しかし、そこまでは私も手がのびなかったんだ。手がのびなかったというのは、各方面にまじめな青年を求める機会がなかったというのではない。まじな青年は幾人も見つかったし、誘いこんでもみたさ。しかし誘いこまれる方では、やはり中学の先生と生徒の集まりだ、という先入観があるものだから、つい尻ごみしてしまうのだ。で、私はこの機会に、どこの学校にも直接関係のない人にお世話を願ったらと思っている。」
「しかし、先生のあとをついでやろうというほどの自信のある人がありましょうか。」
「自分
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