る、僧殘罪とは波羅夷罪についで重大なる犯罪であることは誰も承知のことであるが、僧殘と云ふ語の意義は如何と云はれると恐らく何人も明白に答へ得る人はあるまいと思ふ。
(六)[#「(六)」は縦中横]梵語學者は Samgha《サングハ》[#mは上ドット付き](僧團)〔avac,esa〕《ア※[#濁点付き片仮名ワ、1−7−82]シエーシヤ》[#sは下ドット付き](殘餘)の二語が結合して連聲の規則で「ア」の音が二つつゞくから、長くなつて 〔Samgha_vac,esa〕《サングハー※[#濁点付き片仮名ワ、1−7−82]シエーシヤ》[#mは上ドット付き。2つめのsは下ドット付き] 即ち僧團の殘餘又は僧殘と云ふことになるからと云つて毘尼母經第七(寒帙九、三十四丁左)
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(一)[#「(一)」は縦中横]云何、名僧殘、僧殘者所犯僧中、應懺悔、不應一人邊乃至二三人邊得懺悔、衆中懺悔名爲僧殘、
(二)[#「(二)」は縦中横]一切比丘所懺悔事皆應僧中、僧爲作是名僧殘
(三)[#「(三)」は縦中横]又言僧殘者、殘有少在不滅名爲僧殘
(四)[#「(四)」は縦中横]又言僧殘者
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