ニ同時に、不空金剛三藏の入寂の日を忘れてはならない。また不空金剛三藏の入寂の日を記念すると同時に、其の師、金剛智三藏の生國を忘れてはならない。金剛智三藏の生國は印度のいづれにあたつたかを詳にすると同時に、これを伴うて來た「アドミラル」米准那將軍の名を忘れてはならない。また誤讀してはならない。若しそれ、金剛智三藏より以前の龍猛・龍智神の事蹟に至りては、これを無責任なる俗學者の云爲に任せず、眞言宗全體の碩學と共に研究して余は更に合理的説明をなさんとするものであります。
底本:「榊亮三郎論集」国書刊行会
1980(昭和55)年8月1日発行
底本の親本:「弘法大師と其の時代」創元社
1947(昭和22)年8月
初出:「大乗 第二二卷第七號」
1943(昭和18)年7〜12月
※底本は表題に「金剛智《※[#濁点付き片仮名ワ、1−7−82]ヂラボードヒ》三藏と將軍|米准那《ミールザーダ》」とルビを付しています。
入力:はまなかひとし
校正:土屋隆
2008年3月14日作成
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