一つ思ひついてゐないのである。――
甚だまとまりのない事柄を羅列して何のことやら意味をなさないかも知れないが、手のぬけない仕事中で、そのほかのことには積極的に頭をめぐらす余地がなく、つい思ひ浮かぶことだけを書きつらねたわけで、この文章がつまり分裂の見本であると考へてさいはひに諒とされたい。
底本:「坂口安吾全集 01」筑摩書房
1999(平成11)年5月20日初版第1刷発行
底本の親本:「文芸通信 第三巻第八号」
1935(昭和10)年8月1日発行
初出:「文芸通信 第三巻第八号」
1935(昭和10)年8月1日発行
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:tatsuki
校正:noriko saito
2009年4月19日作成
青空文庫作成ファイル:
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