人間を発見したといふ、これは単なる逆説でせうか? 人間の現実は小説の亜流だといふことも私は信ぜずにゐられません。
これは、これだけの言葉としては言ひすぎかも知れないが、一部の頑健な現実主義者に向つて、これ以上の言葉を労力を浪費せよといふのは無茶だ!
底本:「坂口安吾全集 02」筑摩書房
1999(平成11)年4月20日初版第1刷発行
底本の親本:「文芸通信 第四巻第五号」
1936(昭和11)年5月1日発行
初出:「文芸通信 第四巻第五号」
1936(昭和11)年5月1日発行
入力:tatsuki
校正:今井忠夫
2005年12月10日作成
青空文庫作成ファイル:
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