、塚のまはりの山々のみは嵐をよび、終夜悲しげに風声が叫びかはして、一夜に花を散らしたといふことである。この花塚がどのあたりやら、今は古老も知らないさうな。
底本:「坂口安吾全集 02」筑摩書房
1999(平成11)年4月20日初版第1刷発行
底本の親本:「文体 第一巻第二号」
1938(昭和13)年12月1日発行
初出:「文体 第一巻第二号」
1938(昭和13)年12月1日発行
入力:tatsuki
校正:今井忠夫
2005年12月10日作成
青空文庫作成ファイル:
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