も、自分の言葉で、物語をつくって下さい。どうか、たのみます。
そして先輩の探偵小説作家も、シッカリして下さい。これは先輩の罪です。こんな新人が現れるのも、先輩が、それだけでしかない証拠ではないでしょうか。
私は探偵小説の新人に申上げるが、本格探偵小説を書くなら、ただ、横溝君のものだけを学びなさい。あとは、とるにも足りません。そして、衒学は、やめなさい。頭脳は、あくまで、論理的でなければなりません。
底本:「坂口安吾全集 07」筑摩書房
1998(平成10)年8月20日初版第1刷発行
底本の親本:「宝石 第四巻第一号」
1949(昭和24)年1月1日発行
初出:「宝石 第四巻第一号」
1949(昭和24)年1月1日発行
入力:tatsuki
校正:砂場清隆
2008年5月10日作成
青空文庫作成ファイル:
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