れるのですか。いろいろ心配もあられましたでしょうが、これからもうなくなります。お許しを願うのは私の方です、膝《ひざ》をついてお願いします! お生きになれます、私どもといっしょに、そして長く、お生きになれます。あなたにまたきていただきます。私たちふたりが、あなたの幸福という一つの考えしかもう持っていない私たちふたりが、ここについております。」
「おわかりでしょう、」とコゼットは涙にまみれながら言った、「お死にはなさらないとマリユスも言っています。」
 ジャン・ヴァルジャンはほほえみ続けていた。
「あなたが私をまた引き取って下すっても、ポンメルシーさん、それで私はこれまでと変わった者になるでしょうか。いや、神はあなたや私と同じように考えられて、決してその意見を変えられはしません。私が逝《い》ってしまうのはためになることです。死はよい処置です。神は、私どもがどうなればよいかを私どもよりよく知っていられます。あなたが幸福であられること、ポンメルシー氏がコゼットを得ること、青春は朝を娶《めと》ること、あなた方ふたりのまわりにはライラックの花や鶯《うぐいす》がいること、あなた方の生活は日の輝いた芝
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