けるある者を黙らせることとです。それで私は今朝《けさ》あなたにすべてを自白しにきました。すべてを、もしくはほとんどすべてをです。私にだけ関係したことで言う必要のないものは、胸にしまって申しません。要点は既に御存じのとおりのことです。私は自分の秘密を取り上げて、あなたの所へ持ってきました。そしてあなたの目の前に底まで開いて見せました。これは容易な決心ではなかったのです。私は終夜苦しみました。私は自ら言ってみました。これはシャンマティユー事件とは違う、自分の名前を隠したとてだれに害を及ぼすものでもない、フォーシュルヴァンという名前はあることをしてやった礼としてフォーシュルヴァン自身からもらったものである、それを自分の名前としておいてさしつかえない、あなたからいただくあの室《へや》にはいったらどんなに幸福だろう、だれの邪魔にもなるまい、自分だけの片すみに引きこもっていよう、コゼットはあなたのものであるが、私は彼女と同じ家にいることを考えていようと。そうすれば各自相応な幸福を得られるわけです。続けてフォーシュルヴァンとなっておれば、すべてはよくなるわけです。もちろんただ私の魂を別にしてはです。
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