》の下の高さ、穹窿《きゅうりゅう》の彎曲部《わんきょくぶ》と底部とにおける広さ、などを測定し、終わりに、各水口と直角に水面線を、底部と街路の地面と両方からの距離で定めるのであった。前進は遅々として困難だった。下降用の梯子《はしご》が底の泥中《でいちゅう》に三尺も没することは珍しくなかった。角灯はガスのためによく燃えなかった。気絶した者を時々運び出さなければならなかった。ある所は絶壁のようになっていた。地面はくずれ、石畳は落ち、下水道はすたれ井戸のようになっていた。堅い足場は得られなかった。ひとりの者が突然沈み込み、それを引き上げるのも辛うじてだった。化学者フールクロアの注意に従って、十分に潔めた場所には樹脂に浸した麻屑《あさくず》をいっぱいつめた大きな籠《かご》に火をともしていった。壁には所々、腫物《はれもの》とも言えるような妙な形の菌様《きのこよう》のものが、一面に生じていた。呼吸もできないほどのその場所では、石までが病気になってるかと思われた。
 ブリュヌゾーはその探険において、上《かみ》から下《しも》へと進んでいった。グラン・ユルルールの二つの水路が分かれてる所で、彼はつき出た石
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