、!」と学生らはささやいた。昔の国約議会員のひとりだ、昔国王を殺した者のひとりだ、という噂《うわさ》が群集の中に伝わった。
 かくて一群の者らはヴェールリー街から進んだ。少年ガヴローシュは先頭に立って大声に歌を歌いながら、一種のラッパとなっていた。彼は歌った。

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向こうをごらん月は出る、
いつ私らは森に行く?
シャルロットにシャルロは尋ねぬ。

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シャトーには
トー、トー、トー。
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私が持つは、ひとりの神様、ひとりの王様、一文銭に片々靴《かたかたぐつ》。

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じゃこう草やら露の玉
朝早くから飲んだので、
二匹の雀《すずめ》は御酩酊《ごめいてい》。

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パッシーには
ジー、ジー、ジー。
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私が持つは、ひとりの神様、ひとりの王様、一文銭に片々靴。

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てうまのような二匹の狼《おおかみ》
かわいそうにも酔っ払い、
穴の中では虎《とら》がごきげん。

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ムードンには
ドン、ドン、ドン。
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私が持つ
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