jの先を折りその棒をとがらして短剣とした靴職人《くつしょくにん》もあった。また「攻撃」の熱に浮かされて三日間着物を着たまま寝た者もあった。ロンビエというひとりの大工は、道で仲間のひとりに会って尋ねられた。「どこへ行くんだ。」「俺《おれ》には武器がねえ。」「それで?」「仕事場にコンパスを取りに行くんだ。」「何のためだ?」「何のためだか俺にもわからねえ、」とロンビエは言った。ジャクリーヌという手回しのいい男は、労働者が通りかかるとだれかまわずに近寄って行った。「いっしょにこい。」そして葡萄酒《ぶどうしゅ》を十スーおごって言った。「お前は仕事があるか。」「いいえ。」「じゃあフィスピエールの家に行け。モントルイュ市門とシャロンヌ市門との間だ。仕事がある。」フィスピエールの家に行くと、弾薬と武器とがあった。有名なある首領らは郵便脚夫をやっていた[#「郵便脚夫をやっていた」に傍点]、すなわち人を呼び集めるために方々の家に走り回っていた。トローヌ市門のそばのバルテルミーの家や、プティー・シャポーのカペルの家では、酒飲みたちがまじめな様子で寄り集まっていた。彼らが互いに語り合う言葉が聞かれた。「ピスト
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