オ人、後者はルイ十六世の大蔵大臣にして大改革を施さんとせし人[#ここで割り注終わり])。機械を破砕し、倉庫を略奪し、レールを切断し、船渠《せんきょ》を破壊し、群集が誤れる道をたどり、民衆が進歩の裁きを拒み、学生らがラミューを殺害し、ルーソーが石を投ぜられてスウィスより追われる、などは皆暴動である。イスラエルがモーゼに反抗し、アテネがフォキオンに反抗し、ローマがスキピオに反抗する、などは皆暴動である。パリーがバスティーユの牢獄《ろうごく》に反抗する、これこそは反乱である。兵士らがアレクサンデルに反抗し、水夫らがクリストフ・コロンブスに反抗する、などは皆暴動であり、不真実なる謀叛《むほん》である。なぜかなれば、コロンブスが羅針盤《らしんばん》をもってアメリカに対してなすところを、アレクサンデルは剣をもってアジアに対してなすからである。コロンブスのごとく、アレクサンデルは新世界を発見する。かく新世界を文化にもたらすことは、光明を増加する所以《ゆえん》であって、それに対するあらゆる抵抗は皆罪あるものとなる。時として民衆は誤って自己に不実となることがある。烏合《うごう》の衆は民衆に対する裏切り者
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