ネ気味悪いのっそりとしたふうで、寄り集まってきた。
何か怪しい道具を皆手に持っていた。グールメルは浮浪人らが頬かぶり[#「頬かぶり」に傍点]と呼ぶ一種の曲がった梃《てこ》を持っていた。
「何だってそんな所にいるんだ。俺《おれ》たちをどうしようってえんだ。気でも違ったのか。」とテナルディエはおよそ低い声でどなり得る限りどなった。「何で仕事の邪魔をしやがるんだ。」
エポニーヌは笑い出して、彼の首に飛びついた。
「お父さん、あたしはただここにいるからいるだけよ。この節じゃ石に腰掛けてもいけないことになったの? お父さんこそここに来るわけはないじゃないか。ビスケットなのに何しにきたのよ。マニョンにそう言っといたのに。ここはとてもだめ。だがあたしをまあ抱いておくれよ、お父さん! もうだいぶ会わなかったわね。とうとう出てきたのね。」
テナルディエはエポニーヌの腕を放そうとして、そしてつぶやいた。
「よしよし。俺《おれ》を抱いてくれたな。そうだ、俺は出てきたんだ。もう牢《ろう》にはいねえ。さあもう行くがいい。」
しかしエポニーヌは手を放さないで、ますます彼に甘え出した。
「お父さん、いったい
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