、。
精神と道徳との生長は、物質的改良に劣らず必要なものである。知ることは一つの糧《かて》であり、考えることは第一の要件であり、真理は小麦のごとき栄養物である。理性は学問と知恵とを断食する時やせてゆく。胃袋の点より考えても、食を取らない精神はあわれむべきである。パンがなくて死の苦しみをする身体よりも一層悲痛なものが何かあるとすれば、それはおそらく光明に飢えて死ぬる魂であろう。
進歩はすべてその解決を目ざしている。他日人は驚かされるであろう。人類は上に上りゆくものであるから、深い地層も自然に破滅地帯を脱するであろう。悲惨の掃蕩《そうとう》は、単に地面を高めることによってなされるであろう。
かかる祝福されたる解決こそ、これを疑うは誤りである。過去はまさしく現代においてはなはだ強力になっている。過去はよみがえっている。かかる死骸《しがい》の更生こそ意外なことである。今やそれは立ち上がって進み来る。勝利者のごときありさまをしている。その死人が征服者となっている。その軍勢たる迷信を率い、その剣たる専制制を振りかざし、その軍旗たる無知を押し立てて、彼はやって来る。しばらくの間に彼はもう十度も
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