「る。今や人はすべてそれを知っている。今はだれもその張子《はりこ》を恐れない。小鳥はその案山子《かかし》になれ、兜虫《かぶとむし》はその上にとまり、市民はそれを笑っている。

     四 二つの義務――警戒と希望

 さはあれ、社会的危険はすべて消散しているであろうか。確かに否。もはやジャックリーはなく、この方面では社会も安心することができ、もう逆上することもないであろう。しかし社会は、いかなる方法で生息するかを考えなければならない。卒中はもはや恐るるに及ばない。しかし肺病はまだある。社会の肺病、これを悲惨という。
 人は一撃を受けて死ぬることがあるとともに、また徐々の衰弱から死ぬることもある。
 我々は倦《う》むことなく繰り返したい。何よりもまず恒産なき苦しめる群集のことを考えよ。彼らを慰めよ。彼らに空気と光とを与えよ。彼らを愛せよ。彼らにその地平線を晴れ晴れとひろげてやれ。あらゆる形式の下に教育を惜しまず与えてやれ。勤勉の例を示して、決して怠惰の例を示すな。万物の目的が何であるかをますますよく知らせながら、各個人の荷の重みを減じてやれ。富を制限することなく貧を制限せよ。公衆及び民
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