の根本には燃えてる火が見えていて、そこでひとりの猟師が串《くし》にさされて三匹の兎《うさぎ》からあぶられていた。その向こうにも一つ火が燃えていて、その上にかかって煙を出してる鍋《なべ》からは犬の頭が出ていた。そして密輸入者らを火あぶりにし貨幣|贋造者《がんぞうしゃ》らを釜揚《かまあ》げにする時代において、カルタ札《ふだ》の上に描かれたそれらの復讐《ふくしゅう》ほど、世に痛むべきものは存しない。隠語の世界において人の考えを現わす種々の形は、歌も嘲弄《ちょうろう》も威嚇《いかく》も皆、かかる無力な圧伏された性質を持っていた。歌の調子は幾らか今だに伝わっているが、それらの歌は皆謙遜なもので、涙ぐまるるほど悲しいものだった。盗賊仲間ということは 〔pauvre pe`gre〕([#ここから割り注]あわれな仲間[#ここで割り注終わり])と呼ばれている。そしてまた、身を隠す兎だの、のがれゆく二十日鼠だの、逃げ出す小鳥だのが、いつも出て来る。ほとんど抗議さえも持ち出さない。ただ嘆息するのみで満足している。その嘆声の一つが今に伝わっている。

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〔Je n'entrave que
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