どもを、ティヴォリの道化見世物ほどにも尊敬しない。上院議員らが蜜蜂《みつばち》のついた紫ビロードのマントを着アンリ四世式の帽子をかぶってマラケー河岸を通るのを、ある日私は見たことがある。胸くそが悪くなるような様子をしていた。ちょうど虎《とら》に従う猿《さる》のようだ。市民諸君、私は断言する、君らのいう進歩は狂乱である、君らの人類は幻である、君らの革命は罪悪である、君らの共和は怪物である、君らのいう純潔なる若きフランスは遊女屋から出て来るものだ。私はそれを主張する。よし君らが何であろうとも、新聞記者であり、経済学者であり、法律家であろうとも、また君らが断頭台の刃よりもよく自由平等博愛を知っていようとも! 私は断じてそう言うのだ、わが敬愛なる諸君!」
「しかり、」と中尉は叫んだ、「まったくそのとおりです。」
ジルノルマン氏はやりかけた手まねをやめて、ぐるりと振り向き、槍騎兵《そうきへい》テオデュールの顔をじっと見つめ、そして言った。
「お前はばかだ。」
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第六編 両星の会交
一 綽名《あだな》――家名の由来
当時のマリユスは、中背の美しい青年で、
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