もが政治上の意見を持ってるというのか。奴らが政治に口を出すことは厳重に禁じなければいかん。異説を立て、社会を改造し、王政をくつがえし、あらゆる法律をうち倒し、窖《あなぐら》と屋根部屋とをあべこべにし、門番と国王とを置きかえ、ヨーロッパ中をかき回し、世界を建て直し、そして洗たく女どもが車に乗る時横目でその足をのぞいて喜んでいやがる。ああマリユス! けしからん奴だ。大道でどなり立て、議論し、討論し、手段を講ずる! 奴らはそれを手段という。ああ、同じ紊乱《びんらん》でも今は小さくなって雛児《ひよっこ》になってしまってる。私は昔は混沌界《こんとんかい》を見たが、今はただ泥の泡《あぶく》だけだ。学校の生徒が国民軍のことを評議するなどとは、オジブワやカドダーシュなんかの化け物のうちにも見られないことだ。羽子《はね》つきの羽子のようなものを頭にかぶり手に棍棒《こんぼう》を持ってまっ裸で歩く蛮人も、この得業士どもほどひどくはない。取るに足らぬ小猿のくせに、尊大で傲慢《ごうまん》で、評議したり理屈をこね回したりする。もう世は末だ。この水陸のみじめな地球も確かにもう終わりだ。最後の吃逆《しゃくり》がいるん
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