ぎった、「何とかうまい賛辞のうちにブロンドーをお陀仏《だぶつ》にしてやりたいんだ。奴を死んだ者と仮定する。元来やせてはいるし、顔色は青白いし、冷たいし、硬《こわ》ばってるし、変な臭《にお》いがするし、死んだところで大した変わりはないだろう。そこで僕はこう言ってやろう。――爾《なんじ》地を裁く者よ思い知れ[#「地を裁く者よ思い知れ」に傍点]。この所にブロンドー横たわる、鼻のブロンドー、ブロンドー・ナジカ(鼻ブロンドー)、規則の牡牛《おうし》、ボス・ディシプリネ(規則牛)、命令の番犬、点呼の天使、彼は実にまっすぐであり、四角であり、正確であり、厳正であり、正直であり、嫌悪《けんお》すべきものなりき。わが名を彼が消したるがごとく、彼の名を神は消したまえり。」
マリユスは言った。
「僕はまったく……。」
「青年よ、」とレーグル・ド・モーは続けて言った、「これは汝の教えとならんことを。以来は必ずきちょうめんなれ。」
「何とも申し訳がない。」
「汝の隣人をして再び名を消さるるに至らしむることなかれ。」
「僕は何とも……。」
レーグルは笑い出した。
「そして僕は愉快だ。も少しで弁護士になるところ
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