A批評しまた弁護したのである。
過激派は勤王論の第一期を画し、融合はその第二期の特質となった。熱狂に次ぐに巧妙をもってしたのである。そしてわれわれはこれをもってそのスケッチの終わりとしよう。
この物語の途中において、本書の著者は、近世史のこの不思議な一時期に出会った。そして通りすがりに一瞥《いちべつ》を与えて、今日もはや知られないその社会の奇怪な状態を少しく述べざるを得なかったのである。しかし著者は急速に、また何ら苦々《にがにが》しい嘲笑的《ちょうしょうてき》な考えもなしに、それをなすのである。思い出は、母たる祖国に関するものであるから親愛と尊敬とを起こさせ、著者をこの過去の一時期に愛着せしむる。かつまたその一小社会も、偉大さを持っていたことを言っておきたい。人はそれをほほえむことはできよう、しかしそれを軽蔑しまたは憎むことはできない。それは昔のフランスだったのである。
さて、マリユス・ポンメルシーは普通の子供と同じくいくらか勉強をした。伯母のジルノルマン嬢の手から離れた時祖父は彼を、最も純粋な古典に通ずるりっぱな教師に託した。開けかかっていた彼の若い心は、似而非貞女《えせていじ
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