る頑固《がんこ》さは、臭き油のなお人の頭髪につけられんことを求むる頑強さにも似、腐った魚肉のなお食せられんことを求むる主張にも似、子供の衣服のなお大人にまとわれんことを求むる執拗《しつよう》さにも似、埋もれる死骸《しがい》のなお生きたる人々を抱擁しに戻りきたらんとする情愛にも似ている。
恩知らずめ、天気の悪い時には汝を保護してやったではないか、それなのになぜもうわれを欲しないのか、と衣服は言う。われは海の底からやってきたのだ、と魚肉は言う。かつてわれは薔薇《ばら》だったのだ、と香油は言う。われは汝を愛したのだ、と死骸は言う。そしてわれは汝を文明に導いてやったのだ、と修道院は言う。
それらに対してはただ一つの答えがあるばかりである、なるほど昔は、と。
死亡したる事物の無限の延長を夢想し、木乃伊《ミイラ》によって人類の統治せらるるを夢想すること、退廃したる信条を復興すること、遺物|櫃《ひつ》に再び金箔《きんぱく》をきせること、修道院を再び塗り立てること、遺骨|匣《ばこ》を再び祝福すること、迷信を再び興すこと、狂言を再び盛んにすること、灌水器《かんすいき》と剣とに再び柄をすげること、修
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