の姉妹は死せり」に傍点]」と悲しい調子で言い、他の列は激しい声で、「イエス[#「イエス」に傍点]・キリストに生きぬ[#「キリストに生きぬ」に傍点]」と答える。
 本書の物語が起こった頃には、一つの寄宿舎がこの修道院に付属していた。大体金持ちの貴族の若い娘らの寄宿舎であって、そのうちには、サント・オーレール嬢やベリサン嬢や、タルボーというカトリックで有名な名前を持ってるイギリス娘などがいた。それらの若い娘らは、四方を壁に護《まも》られて修道女らから育てられ、俗世と時勢とを恐れつつ大きくなっていた。その一人はある日こんなことを言った、「街路の舗石を見ますと[#「街路の舗石を見ますと」に傍点]、頭から足先まで震えます[#「頭から足先まで震えます」に傍点]。」彼女らは青い服をつけ、白い帽子をかぶり、鍍金《めっき》銀か銅かの聖霊メダルを胸につけていた。大祭典の日には、特に聖マルタの日には、修道女の服装をして、終日聖ベネディクトの祭式と勤行《ごんぎょう》とをなすことが、非常な恩恵としてまた最上の幸福として許されていた。初めのうちは、修道女らがその黒服を彼女らに貸し与えていた。けれどもそれは神を涜《
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