言うべからざる輝きのうちに溶け込んでしまった。
 それは彼が出会った第二の白光であった。あのミリエル司教は彼の心の地平線に徳の曙《あけぼの》をもたらし、コゼットはそこに愛の曙をもたらした。
 初めの数日はその恍惚《こうこつ》のうちに過ぎ去った。
 コゼットの方でもまた、自ら知らずして別人となってしまった。あわれなる幼き者よ! 母に別れた時はまだごく小さかったので、もう母のことは頭に少しも残っていなかった。何にでもからみつく葡萄《ぶどう》の若芽のような子供の通性として、彼女も愛しようとしたことがあった。しかしそれはうまくゆかなかった。皆が彼女を排斥した、テナルディエ夫婦も、その子供たちも、また他の子供たちも。で彼女は犬を愛したが、それも死んでしまった。それからはもう、何物も彼女を好む物はなく、だれも彼女を好む者はいなかった。語るも悲しいことではあるが、そして前に述べておいたことではあるが、彼女は八歳にして既に冷ややかな心を持っていた。それは彼女の罪ではなかった。彼女に欠けているのは愛の能力では決してなかった。悲しいかな、それは愛する機会であった。それゆえ初めての日からして、彼女のうちのす
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