》はいつも、彼《かれ》の思想《しそう》や感情《かんじょう》をありのままに表現《ひょうげん》したもので、彼《かれ》の心《こころ》とじかにつながってるものでありました。そして彼《かれ》がえらい音楽家《おんがくか》になったのは、ゆたかな天分《てんぶん》と苦《くる》しい努力《どりょく》とによるのですが、また幼《おさな》い時《とき》にゴットフリートから受《う》けた教訓《きょうくん》は、ふかく心《こころ》にきざみこまれていて、たいへん彼《かれ》のためになりました。
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底本:「日本少国民文庫 世界名作選(一)」新潮社
   1998(平成10)年12月20日発行
底本の親本:「世界名作選(一)」日本少國民文庫、新潮社
   1936(昭和11)年2月8日
入力:川山隆
校正:門田裕志、小林繁雄
2008年1月15日作成
青空文庫作成ファイル:
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