もあれば作ったもののこともあった。そしてジョルジュは、自分の雛形《ひながた》(だと彼は認めた)が、自分と同じような過失を通って、新しい光の下に、嫌《いや》な滑稽《こっけい》な姿で、しだいに浮き出してくるのを見てとった。自分を、なさけない自分の顔つきを、笑わざるを得なかった。クリストフは注釈を添えなかった。そして話よりもなおいっそうの効果を与えるものは、話し手の力強い好人格であった。彼は自分のことを話すときにも、他人のことを話すときと同じように、一種の超脱さと快活な晴れやかな気分とを失わなかった。その静平さにジョルジュはまいってしまった。彼が求めに来たのはそういう静平さであった。彼は自分の饒舌《じょうぜつ》な告白をしてしまうと、夏の午後大木の影に手足を伸ばして横たわってるような心地になった。焼けるような日の眩《まぶ》しい炎熱は消えていった。庇護《ひご》の翼の平和が自分の上に漂ってるのを感じた。重々しい生の重荷を平然とになってるこの人のそばにいると、自分自身の焦燥からのがれる気がした。その人の話を聞いてると安息が味わえた。彼のほうもいつも耳を傾けてばかりはいなかった。自分の精神を彷徨《ほう
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