った……。われはおのれのうちに、空しい閉ざされたる己が魂のうちに、汝を捜し求めていた。わが魂は破れる。わが傷所の窓から、空気は流れ込む。われは息をつき、われはふたたび汝を見出す、おう生よ!……」
「予は汝をふたたび見出した。……口をつぐんで耳を傾けてみよ。」

 そしてクリストフは、自分のうちに起こってくる生の歌を、泉の囁《ささや》きのように聞き取った。彼は窓際に身を乗り出して、昨日まで死んでいた森が、日の光と風との中に、大洋のように盛り上がって湧きたってるのを見た。樹木の背骨の上を、歓喜のおののきのように、風の波が通っていった。撓《しな》ってる枝々はその喜びの腕を、光り輝く空のほうへ差し伸ばしていた。急湍《きゅうたん》は笑ってる鐘のように響いていた。昨日は墳墓の中にあったその同じ景色が、今はよみがえっていた。クリストフの心に愛がもどって来るとともに、景色にも生命がもどってきていた。聖寵《せいちょう》に触れた魂の奇跡よ! その魂は生に眼覚める。その周囲でもすべてが生き返る。心臓はふたたび鼓動し始める。涸《か》れた泉はふたたび流れだす。
 クリストフはまた崇高な戦いのうちに加わった……。
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