ん+僭のつくり」、143−18]有《せんゆう》していたので、なおいっそう堅く人目に扉《とびら》を閉ざしていて、その奥にいかなることが起こってるかを知るのは不可能だった。土地を離れて解放されたように思ってる人々でさえも、その土地にふたたび足を踏み込むや否や、町の伝統と習慣と空気とにとらえられるかのようだった。もっとも信仰の薄い人々でもすぐに、宗務を守り信仰することを強《し》いられた。信仰しないということは、自然に反することのように彼らには思われたに違いない。信仰しないということは、風儀の悪い下賤《げせん》な階級のことどもだった。宗教上の義務を怠ることは、彼らの社会には許されなかった。宗務を守らない者はその階級から放逐されて、もうふたたび受けいれられることがなかった。
 そういう規律の重みだけではまだ足りないかのようだった。彼らはその階級中に十分結合されてるとは思っていなかった。その大きな団体《フェライン》の内部に、彼らは自分をすっかり束縛するために多数の小団体をこしらえていた。幾百もの団体があって、しかも年々さらに増していった。博愛事業のためにも、信仰事業のためにも、商売事業のためにも、
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