たな申し込みをするほど、どんなことがあっても身を屈したくなかったので、今はもはや、書いたものを出版するだけの方法しか残っていなかった。しかしながら彼は、自作を演奏してくれる管弦楽団よりも、自作を出版してくれる本屋の方が見出しやすいとは、自惚《うぬぼ》れることができなかった。いかにも拙劣な二、三の運動を試みたが、それだけでもう明瞭《めいりょう》だった。彼は新たな拒絶に出会ったり、あるいはそれらの商売人と議論し彼らの保護者的な態度を我慢するよりは、むしろ自費出版の方法を取った。それは狂気の沙汰《さた》だった。彼は宮廷の給料や音楽会などから得た少しの貯蓄をもっていた。しかし今はそれらの財源がすべて涸《か》れていて、他の財源を見出すまでには長くかかるかもしれなかった。十分慎重な態度を取って、当面の困難な時期を過ごす助けとなるべきその小貯蓄は、節約しておかなければいけなかった。ところが、彼はそうしなかったばかりではなく、その貯蓄では出版費用に足りなかったので、平気で借金をした。ルイザはなんとも言い兼ねた。彼女は彼を無鉄砲だと思い、また、書物の上に自分の名前を見るために金を費やす理由がよくわからな
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