び、行進曲《マーチ》。――ジャン・クリストフ・クラフト作品※[#ローマ数字1、1−13−21]。
[#ここで字下げ終わり]
クリストフは眩《まぶ》しかった。自分の名、そのりっぱな表題、その大きな帳面、自分の作品、今それを見ようとは!……彼はまだ口ごもっていた。
「ああ、お祖父さん! お祖父さん!……」
老人は彼を引寄せた。クリストフはその膝《ひざ》の上に身を投げ、その胸の中に顔を隠した。彼は嬉《うれ》しさに真赤になっていた。老人は、彼よりもなおいっそう嬉しかったが、わざと平気を装った調子で――感動しかかってることにみずから気づいていたから――言った。
「もちろん私が伴奏を加えたし、また歌のキャラクテールに和声《ハーモニー》を入れておいた。それから……(彼は咳《せき》をした)……それから、メヌエットにトリオを加えた。なぜなら……なぜなら、それが習慣だから……それに……とにかく、悪くなったとは思わないよ。」
彼はその曲をひいた。――クリストフは祖父と共作したことがたいへん得意だった。
「では、お祖父《じい》さん、あなたの名前も入れなけりゃいけないよ。」
「それには及ばないさ。お前より
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