、なんといって話を切り出そうかと思っていると、老人のほうから、ジョウがなにかたくらんでいると見てとったらしく、
「あの子は、なにをしたのかね? なにかいたずらをしたにちがいないが、一言も返事をせぬからおどしつけたら、じぶんの部屋にはいってかぎをかけてしまった。」
「あのかた、わるいことをしたのです。けれどみんなで許してあげました。そのことは、母にとめられていますから、申せません。ローリイは白状して、ばつを受けました。わたしたちは、ローリイをかばいません。ある人をかばうために、だまっているのです。ですから、おじいさまも、どうかこのことには立ちいらないで下さい。かえって、いけません。」
「だが、あんたがたに親切にしてもらっていながら、わるいことをしたのなら、わしはこの手でたたきのめしてやる。」
老人の心は、なかなかとけませんでしたが、ジョウは、そのわるいことが、たいしたことでないように、事実にふれないで、かるく話し、やっとうなずかせました。けれど、この際、すこし老人にもじぶんのしうちを考えるようにしてあげたいと思って、
「おじいさまは、ローリイに親切すぎるくらいですけど、ローリイがおじい
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