聞いた秘密よ。」
「いいの、ジョウ、かあさんはメグをなぐさめますから、あなたはローリイをつれていらっしゃい。すっかりしらべて、こんないたずらやめさせます。」
ジョウはかけ出していき、おかあさんはメグに、ブルック氏のほんとの気持を、すっかり話して聞かせました。
「それで、あなたの気持はどう?あの人があなたのために家庭がつくれるのを待っていますか? それとも、なにもきめないでおきますか?」
「今度のことで心配させられたので、これからずっと、もしかしたら、いつまでも、恋人なんかのことにかかわりたくありません。もしあのかたが、こんなばかげたことを御存知ないなら、いわないで下さい。ジョウとローリーにも口どめして下さい。あたし、だまされたり、からかわれたりしたくありません。ほんとに、はじさらしですわ。」
やさしいメグが、いつになく怒っているのを見て、おかあさんは、けっしてしゃべらせぬこと、これからもよく注意するといって、なだめました。
ローリイの足音が聞えると、メグは書斎にかけこみました。ジョウは、かれが来ないといけないと思って、なんの用事か告げませんでしたが、おかあさんの顔を見たとき、すぐ
前へ
次へ
全262ページ中233ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
水谷 まさる の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング