い。ジョンが帰って来て、二人があうようになったら、メグの気持がもっとはっきりわかると思いますからね。」
「おねえさんは、とても感じやすいから、あの人の美しい目を見たら、一たまりもありませんわ。すぐに恋におちてしまって、家の平和もたのしみもおしまいになります。ああ、いやだ。ブルックさんはお金をかきあつめて、おねえさんをつれていき、家に穴をあけてしまいます。あたしつまらない。なぜあたしたちは、みんな男の子に生れなかったんでしょう。」
 ジョウは、いかにもおもしろくないというようなようすをして、言葉をつづけました。
「おかあさん[#「おかあさん」は底本では「おかあん」]も、あんな人おっぱらって、メグには一言もいわないで、今までのようにみんなでおもしろくしましょうよ。」
「ジョウ、あなたがたは、おそかれ[#「おそかれ」は底本では「おれかれ」]早かれ、家庭を持つことが、しぜんな正しいことです。でも、かあさんはできるだけ長く、娘たちを手もとにおきたいから、この話があんまり早く起ったのを悲しく思います。メグは十七になったばかりだし、おとうさんもあたしも、二十までは約束も結婚もさせないことにしました。
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