り馬車にのったりして、たのしい時をすごしました。お昼の御飯を食べてから、おばさんに本を読んで聞かせます。おばさんがねむってしまっても、じっとしてすわっていなければなりませんでした。おばさんは、はじめの一ページでいねむりをやりだし、たいてい一時間はねむりました。それから、夕方まで、つぎはぎ[#「つぎはぎ」は底本では「つぎはば」]仕事などをしなければなりませんでした。夕飯までしばらくのあいだ遊びますが、夕飯をすましてからは、マーチおばさんのわかいときの話やお説教を聞かされたいくつしてしまいます。そして、やっと話がおわると、エミイはねるのですが、つらい身の上を思いきり泣こうと思っても、一二滴の涙しかこぼさないうちに、いつもねむってしまいます。
 もしローリイと、エスターばあやがいなかったら、こんなおそろしいまい日を、がまんできないとエミイは思いました。おおむのポーリー[#「ポーリー」は底本では「ローリー」]だけでも、エミイを発狂させるほどでした。ポーリー[#「ポーリー」は底本では「ローリー」]はエミイの髪をひっぱったり、そうじしたばかりのかごに、ミルクをひっくりかえしてこまらしたりしました。
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