妹たちは、また心をなやましはじめました。
 二時まで、ジョウは窓のそばへいって、外を見ていましたが、ふとふりかえると、メグがひざまずいて[#「ひざまずいて」は底本では「ひざまいて」]います。あ、ベスが死んだがメグはこわくてあたしにいえないのだと考えると、さっとつめたい恐怖が全身に通りすぎました。ジョウは、すぐにベスのそばにいきました。苦しそうなようすは消えていかにも安らかな顔です。ジョウは泣く気にも、悲しむ気にもなれず、かわいいベスの上に身をかがめて、そのしめった額に唇をあてました。
「さようなら、ベス、さようなら!」
 その気配でハンナが目をさまし、いそいでベッドのそばへ来て、手にさわったり、唇に耳をあてて息をしらべたりしていましたが、
「ありがたい、熱がさがりました。すやすやねていなさる。肌もしめっているし、息もらくになられた。」と、いいました。
 姉妹がこのうれしい変化を信じかねているうちに、バンクス先生が来て保証してくれました。危険は通りすぎた。よくねむらしてあげなさいという、言葉を聞いたとき、お医者の顔は神さまの顔のように思われました。
 お医者が帰ってから、メグとジョウとハ
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