になるベスだけが、心こめてうたいました。
讃美歌がおわると、娘たちはおかあさんにキッスして、しずかに床にはいりました。ベスとエミイは、大きな心配ごとがあっても、すぐにねむりましたが、メグはねむれませんでした。ジョウは、身うごきもしなかったので、メグはもういもうとがねむったことと思っていましたが、おさえつけたようなすすり泣きを聞いたので声をかけました。
「ジョウ、おとうさんのことで泣いてるの?」
「今はそうじゃないの、あたしの髪のこと。」
ジョウは、そういって、なおもはげしく泣きました。メグは、なやめるいもうとにキッスし、その頭をなでました。
「後悔はしていないの。だけど、美しいものをなくしたので、ちょっとばかり泣いただけ。でも、もうすっかりおちついたから、だれにもいわないで。おねえさんは、どうしてねられないの?」
「とても心配なので。」
「たのしいことを考えてごらんなさい。ねむれてよ。」
話しているうちに、ジョウが大きく笑ったので、メグはおしゃべりをやめようといって、ジョウの髪にカールをかけることを約束し、やがて二人はねむってしまいました。
時計が、十二時をうち、ひっそりと部屋
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