ら、ひきとめるのがむずかしいと思うわ。」
「そう、そんなに心配していてくれるの。」
 ローリイは、しばらくだまりこんで歩いていました。ジョウは、すこしいいすぎたかしらん[#「かしらん」は底本では「かしらう」]と思いましたが、やがて、ローリイは、
「あなたは家へ帰るまで説教するつもり?」
「いいえ、どうして?」
「説教するつもりなら、ぼくバスにのるし、しないなら、いっしょに歩いて、とてもおもしろいこと聞かせてあげる。」
「しない。だから、そのニュース聞かせて。」
「よろしい、これは秘密ですよ。ぼくがいったら、あなたのもいわなければだめですよ。」
「あたし秘密なんかないわよ。」と、ジョウはいいましたが、じぶんにも秘密があることを思って、きゅうに口をつぐみました。
「あるでしょう。かくしたってだめ、さっさと白状なさい。いわなければ、ぼくもいわない。」
「あなたの秘密おもしろいの?」
「おもしろいとも! あなたのよく知っている人のこと。あなたが知っていなければならない秘密だから、教えてあげたくてうずうずしているんです。さあ、あなたからですよ。」
 ジョウは、家の人にもいわないこと、からかわない
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