なりなさい。それにはお母さまが、いいことをおしえてあげるから、こちらへいらっしゃい。」
こう言って、三人を或|谷間《たにま》へつれていき、そこに生《は》えている、薬になる草や木を一々おしえておいて、ふたたび湖水へかえりました。三人はそのおかげで、国|中《じゅう》で一ばんえらいお医者さまになり王さまから位《くらい》と土地とをもらって、一生らくらくとくらしました。そしてたくさんの人の病気をなおしました。
底本:「鈴木三重吉童話集」岩波文庫、岩波書店
1996(平成8)年11月18日第1刷発行
底本の親本:「鈴木三重吉童話全集 第二巻」文泉堂書店
1975(昭和50)年
初出:「湖水の女」春陽堂
1916(大正5)年12月
入力:土屋隆
校正:noriko saito
2006年4月29日作成
青空文庫作成ファイル:
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