わずかに染色性の一部に限られているのだ。おれは気が違っているのではない、そこには俺たちの眼にもみえない種じゅの色があるのだ。
 そこで、たしかに※[#「言+虚」、第4水準2−88−74]《うそ》でない、あの妖物はそんなたぐいの色であった!



底本:「世界怪談名作集 上」河出文庫、河出書房新社
   1987(昭和62)年8月4日初版発行
※底本は表題に、「妖物《ダムドシング》」とルビをふっています。
入力:もりみつじゅんじ
校正:門田裕志
2003年11月25日作成
青空文庫作成ファイル:
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