way[#「way」は斜体], at right angles[#「angles」は斜体], dependent[#「dependent」は斜体] on, good[#「good」は斜体] morning (day, night), at present[#「present」は斜体], tired[#「tired」は斜体] of, dear[#「dear」は斜体] Mr. A., 10 years old[#「old」は斜体].

 以上の諸原則に基づき、更に細目に亘る研鑚を積んだ結果選擇せられたのが、Basic の850語で、1929年の一月に至り、英國ケムブリッヂの The Orthological Institute より發行の心理學の國際的機關雜誌 Psyche[#「Psyche」は斜体] の一頁に一目で見得るやうに、初めて發表せられ、その翌年1930年に Basic English[#「Basic English」は斜体] が刊行せられた。次いで50個の諸國共通語が決定せられたのである。而して前に述べたやうに、Basic は國際補助語としての立場から、出來るだけその語數を少なくして、而も人間の生活意識に最も必要なる語を網羅し、文法が簡單且つ規則的で學習し易い、といふ諸條件を充し、同時に普通の英語の語法に從ふものたらしめようと努めたのである。而して更に普通の程度の商業、工業、科學等の目的にも利用し得るやうにしたものである。故に斯る考慮のもとに選ばれた Basic の850語は單語の頻出度によつて選ばれた語表とは全く異なるものである。而してその850語は總て極めて普通の英語であることは勿論であるが、主として語の使用價値に重點を置いて選んだのである。綴りの長短やアングロ・サクソン系或はラテン系の語彙とかに特別に重きを置いたのではない。故に Basic は英語の殆ど總ての種類の語を含む小英語を成してゐると言ひ得るのである。
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         ※[#ローマ数字4、1−13−24]. ベーシック選集

 Basic の中に含まれてゐない普通の動作及び事物の意味を、その850語を運用して適當に言ひ表はす方法が豫め研究の結果用意されてゐる。故に學習者は最初から、これ等に對して特別の注意を拂ふことが出來る。而して Basic で最も不便な點は動作を表はす語
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