めず
 五十六、色あかきデカメロンの
 五十七、あはれ鐵雄                  
 五十八、ほの青く色ある硝子
 五十九、薄青き齒科醫の屋に
 六十、 あはれあはれ灰色の線路にそひ
 六十一、新詩社にありしそのかみ

過ぎし日
 ※[#「さんずい+自」、第3水準1−86−66、LIV−12]芙藍
 銀笛
 凾
 陰影
 淡い粉雪
 穀倉のほめき
 初戀
 泣きにしは
 薊の花
 カステラ
 散歩
 隣の屋根
 見果てぬ夢
 高機
 歌ひ時計
 朝の水面
 青いソフトに
 意氣なホテルの
 霜
 時は逝く

おもひで
 紅き實
 車上
 身熱
 梨
 鷄頭
 椎の花
 男の顏
 水ヒアシンス
 鵞鳥と桃
 胡瓜
 源平將棊
 朝
 人生
 青き甕
 赤足袋
 挨拶
 あかき林檎
 恐怖
 乳母の墓

生の芽生
 石竹の思ひ出
 幽靈
 願人坊
 あかんぼ
 ロンドン
 接吻
 汽車のにほひ
 どんぐり
 赤い木太刀
 糸車
 水面
 毛蟲
 かりそめのなやみ
 道ぐさ
 螢
 青いとんぼ
 猫
 おたまじやくし
 銀のやんま
 にくしみ
 白粉花
 水蟲の列
 いさかひのあ
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