《かいじょう》を、下《した》を、
おくさまのへやで、
じじいにであった、
そのじじいどうした、
不信心《ぶしんじん》ないやなやつ、
そこで、そいつの左の足をすくって、
すってんころりとあがり段からころがした。
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火の中に
火の中に石脂《タアル》、
樫《かし》の中にはすっからかん。
泥《どろ》の中《なァか》にうなぎ、
粘土の中にはすっからかん。
やぎが蔦《つた》くう。
めうまが麦くう。
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火ばしの一対
足なが、せむし、
小頭《こあたま》、眼《め》なし、
それなァに。
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お月さま光る
おじょっちゃん、おぼっちゃん、外へでてあすぼ、
お月さま光る、昼のようにあかる。
口笛ふいてきなよ、よばわってきなよ。
上々きげんででてきなよ。でなけりゃおことわり。
夕飯《ゆうめし》うっちゃって、石盤《せきばん》うっちゃって、
街へでてきなよ、あそびなかまがまっているに。
ときの声あげて、とんだりはねたりしておいで、
お月さまの光にぐるぐるまわっておどりましょう。
あがり段にのぼり、石垣とびおりて、
ころがしゃお銭《ぜぜ》がなにもかもくれる。
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