》に出《で》にしか (同・三四九七)
岡に寄せ我が刈る草《かや》の狭萎草《さねがや》のまこと柔《なごや》は寝《ね》ろとへなかも (同・三四九九)
安斉可潟《あせかがた》潮干の緩《ゆた》に思へらば朮《うけら》が花の色に出めやも (同・三五〇三)
青嶺《あをね》ろにたなびく雲のいさよひに物をぞ思ふ年のこの頃 (同・三五一一)
一嶺《ひとね》ろに言はるものから青嶺《あをね》ろにいさよふ雲のよそり妻はも (同・三五一二)
夕さればみ山を去らぬ布雲《にぬぐも》の何《あぜ》か絶えむと言ひし児ろはも (同・三五一三)
沼二つ通は鳥が巣|我《あ》がこころ二行《ふたゆ》くなもと勿《な》よ思《も》はりそね (同・三五二六)
妹をこそあひ見に来《こ》しか眉曳《まよびき》の横山|辺《へ》ろの鹿《しし》なす思《おも》へる (同・三五三一)
垣越《くへご》しに麦食むこうまのはつはつに相見し子らしあやに愛《かな》しも (同・三五三七)
青柳のはらろ川門《かはと》に汝を待つと清水《せみど》は汲まず立所《たちど》平《なら》すも (同・三五四六)
たゆひ潟潮満ちわたる何処《いづ》ゆかも愛《かな》しき夫《せ》ろが吾許《わが
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