餘《あま》り發見《はつけん》されませんが、たいてい一寸前後《いつすんぜんご》の大《おほ》きさのものが普通《ふつう》であります。またこの棚《たな》に竝《なら》べてある柳《やなぎ》の葉《は》の形《かたち》をした長《なが》さ三寸以上《さんずんいじよう》もある石鏃《せきぞく》に似《に》た大形《おほがた》のものは、普通《ふつう》石槍《いしやり》といつてゐます。それから小形《こがた》で一方《いつぽう》が膨《ふく》れ、他《た》の一方《いつぽう》が尖《とが》つてゐるものがあります。それは石《いし》の錐《きり》(石錐《せきすい》)といふものです。また、石匙《いしさじ》といふものがありますが、昔《むかし》の人《ひと》の天狗《てんぐ》の飯匙《めしさじ》といつてゐたものです。長《なが》い形《かたち》と横《よこ》にひらたいものとがありますが、双方共《そうほうとも》に一方《いつぽう》につまみ[#「つまみ」に傍点]があり、他側《たがは》は切《き》れるほど鋭《するど》くはありませんが、鈍《にぶ》い刃《は》になつてゐます。現在《げんざい》の野蠻人《やばんじん》などが、これと同《おな》じような器物《きぶつ》を使《つか》つ
前へ
次へ
全290ページ中142ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
浜田 青陵 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング