れないが、今日《こんにち》までその遺物《いぶつ》が少《すこ》しも見《み》つかつてをりません。それゆゑ今《いま》までのところでは、日本《につぽん》で一番《いちばん》古《ふる》いのは、新石器時代《しんせつきじだい》のものでありまして、それから金屬器《きんぞくき》の時代《じだい》につゞいてゐるのであります。
さて日本《につぽん》はいつ頃《ごろ》まで石器時代《せつきじだい》であつたかと申《まを》しますに、よくはわかりませんが、少《すくな》くとも今《いま》から二千年程前《にせんねんほどまへ》まで石器《せつき》の使用《しよう》が殘《のこ》つてゐたようであります。そして、その前《まへ》の千年間《せんねんかん》ぐらゐも石器時代《せつきじだい》であつたかと思《おも》はれますけれども、そのへんのことになると、殘念《ざんねん》ながら年數《ねんすう》を明《あきら》かにすることが出來《でき》ません。
日本《につぽん》でも昔《むかし》から百姓《ひやくしよう》が土地《とち》を耕《たがや》したり、山《やま》が崩《くづ》れたりした時《とき》、ひょっこり石器《せつき》の發見《はつけん》されたことが屡々《しば/\》あり
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