もらったよりもずっとありがたいと言ったが、きっときっとリーズもこのおくり物と同じように考えるだろうと思った。わたしはかの女に人形をやろうと思った。幸い人形は雌牛《めうし》のように高くはなかった。わたしたちが通ったつぎの村で、わたしは美しい髪《かみ》の毛《け》と、青い目をしたかわいらしい人形をかの女のために買った。
 運河《うんが》の岸を歩きながら、わたしはたびたびミリガン夫人《ふじん》と、アーサと、それからかれらの美しい小舟《こぶね》のことを思い出していた。その小舟に運河《うんが》の上で出会いはしないかと思っていたが、でもわたしたちはついにそれを見なかった。
 とうとうある日の夕方、わたしたちはリーズの住んでいるうちを遠方から見る所まで来た。それは木のしげった中にあった。きりでかすんだ中にあるらしかった。大きな炉《ろ》の明かりに照《て》らされた窓《まど》を見ることもできた。だんだんとそばに近づくに従《したが》って、赤みを持った光が、わたしたちの通り道に投げられた。わたしの心臓《しんぞう》はとっとっと打った。わたしはかれらがそのうちの中で夕飯《ゆうめし》を食べている姿《すがた》を見ること
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